40代になってから、夕方になるとぐったり…秋の「夕方疲れ」の原因とは?

朝はそれなりに元気だったのに、

「夕方になると、急に疲れる…」

「仕事が終わる頃には、もう何もしたくない」

「家に帰ってから夕食を作るのがつらい」

「40代になってから、夕方の疲れ方が以前と違う気がする」

そんなことはありませんか?

特に秋になると、夏の疲れが残っていたり、朝晩と日中の気温差が大きくなったりして、身体のリズムが変化しやすい時期です。

そこに40代以降の女性特有の身体の変化や、仕事・家事・育児などの生活上の負担が重なると、「夕方になるとぐったり」という状態を感じることがあります。

今回は、秋に増えやすい「夕方疲れ」について考えてみましょう。

なぜ夕方になると、急に疲れるの?

夕方の疲れには、ひとつの原因だけではなく、いくつかの要素が重なっていることがあります。

1.朝から頑張り続けている

朝起きてから仕事をして、パソコンやスマートフォンを見て、人と話し、家事をして…。

私たちは思っている以上に、一日中身体と頭を使っています。

午前中は気力で乗り切れていても、夕方になると疲れが表面に出てくることがあります。

特に40代になると、

「昔なら帰宅してからもう一仕事できたのに…」

と感じる方もいるかもしれません。

これは単純に「年齢のせい」と決めつける必要はありません。

睡眠、食事、運動量、仕事や家庭での負担など、毎日の生活全体を見直してみることが大切です。

2.眠っていても「休養感」が足りない

「睡眠時間は足りているはずなのに、疲れが残る」

という場合は、睡眠の長さだけでなく、朝起きたときに「休めた」と感じられるかどうかも大切です。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠時間だけでなく「睡眠休養感」を高めることが重要とされています。

夜中に何度も目が覚める。

朝早く目が覚める。

寝つきが悪い。

あるいは、眠っているつもりでも朝から身体が重い。

こうした状態が続けば、夕方になったときに疲れが一気に出てくることがあります。

最近の記事でご紹介した「夜は眠っているのに疲れが取れない」という悩みとも、つながっています。

3.40代は「身体の変化」が重なりやすい

40代になると、身体の変化を感じる女性も少なくありません。

厚生労働省の情報でも、更年期には疲れやすさ、眠りの浅さ、肩こり、腰痛、発汗など、さまざまな症状がみられることが紹介されています。症状の出方には個人差があります。

だからといって、

「夕方疲れる=更年期」

というわけではありません。

睡眠不足、仕事や家庭での負担、運動不足、食生活、ストレスなど、いろいろな要因が関係している可能性があります。

「最近、夕方になると以前より疲れるな」

と感じたら、身体からの小さなサインとして、一度生活全体を振り返ってみるのもよいでしょう。

4.秋は身体のリズムが変わりやすい

夏から秋に変わると、

朝晩は涼しいのに、昼間はまだ暑い。

日が暮れる時間が少しずつ早くなる。

冷房中心だった生活から、少しずつ過ごし方が変わる。

そんな季節の変化が起こります。

身体は、気温や光、生活リズムなどの影響を受けながら毎日のリズムを調整しています。

秋は「夏と同じ生活をしているのに、なんとなく調子が違う」と感じやすい時期でもあります。

東洋医学では「一日の疲れ方」も身体の状態を見る手がかりに

東洋医学では、身体を部分だけで見るのではなく、

「一日の中で、いつつらくなるのか」

「どんなときに症状が強くなるのか」

「睡眠や食欲はどうなのか」

など、身体全体の変化を見ていきます。

例えば、

朝から身体が重いのか。

午前中は元気なのに午後から疲れるのか。

夕方になると肩や首がつらくなるのか。

夕食後に急に眠くなるのか。

こうした「時間帯による変化」も、その人の身体を知るための大切な情報です。

東洋医学では、秋は「肺」と関係が深い季節と考えます。

ここでいう「肺」は、現代医学でいう肺という臓器だけを意味するものではありません。

呼吸や皮膚、身体の防御、季節への適応などを含めた、東洋医学独自の身体の捉え方です。

季節の変化に合わせて、身体全体のバランスを見ていく。

それが東洋医学の考え方のひとつです。

秋の「夕方疲れ」をためないために

まずは、無理に頑張り続けないこと。

そして、毎日の小さな習慣を整えていきましょう。

朝は光を浴びる

朝の光は、体内時計を整えるために重要です。

カーテンを開けて朝の光を浴びる。

できれば少し外に出る。

そんな小さな習慣から始めてみましょう。

日中は少し身体を動かす

座りっぱなしの仕事なら、こまめに立つ。

昼休みに少し歩く。

軽くストレッチをする。

厚生労働省も、日中の適度な身体活動は良い睡眠につながるとしています。

夕方に「もうひと頑張り」しすぎない

夕方に疲れているのに、

「まだ家事をしなきゃ」

「もっと頑張らなきゃ」

と無理を重ねると、夜まで疲れを引きずってしまうことがあります。

5分でもいいので、肩の力を抜く時間をつくってみてください。

深呼吸をする。

温かい飲み物を飲む。

肩や首をゆっくり回す。

少し静かな時間を過ごす。

「夕方は身体を休ませる時間」と考えることも大切です。

夜は「明日のための準備時間」に

良い睡眠は、翌日の疲れ方にも関係します。

寝る直前までスマートフォンを見続けるのではなく、少しずつ照明を落としたり、ゆったり過ごしたりして、眠る準備をしていきましょう。

厚生労働省も、寝る前のリラックスや日中の身体活動、睡眠環境を整えることを良い睡眠のためのポイントとして紹介しています。

「夕方になるとぐったり」は、身体からのメッセージかもしれません

夕方に疲れること自体は、誰にでも起こる自然なことです。

でも、

「最近、以前より疲れ方が強くなった」

「夕方になると何もできない」

「休日になっても疲れが抜けない」

「眠っているのに毎日疲れている」

という状態が続くなら、一度立ち止まって、自分の身体を見直してみましょう。

40代は、仕事や家庭などの役割が増える一方で、身体にもさまざまな変化が起こりやすい時期です。

だからこそ、

「まだ頑張れるから大丈夫」

ではなく、

「今の私の身体は、どんな状態なんだろう?」

と考えてみることが大切です。

シャローム鍼灸院では、肩こりや首こり、睡眠、冷え、疲れなど、ひとつの症状だけを見るのではなく、お話を伺いながら身体全体の状態を確認し、一人ひとりに合わせた鍼灸を行っています。

「病院に行くほどではないけれど、なんとなく身体がつらい」

そんなときも、身体を見直すきっかけとしてご相談ください。

なお、強い疲労が長く続く場合や、息苦しさ、胸の痛み、体重減少、発熱などほかの症状を伴う場合は、鍼灸だけで済ませず、医療機関への相談も大切です。

秋は、夏の頑張りを少しずつ手放して、身体を整えていく季節。

夕方に「もう限界…」となる前に、ほんの少し、自分の身体に目を向けてあげませんか?

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