「夜は眠っているのに疲れが取れない」…40代女性の秋の睡眠不足

「ちゃんと寝ているはずなのに、朝から疲れている」

「睡眠時間は足りているのに、身体が重い」

「以前より、寝ても疲れが取れなくなった気がする」

そんなことはありませんか?

特に40代になると、

「昔は一晩寝れば元気になったのに……」

と感じる女性も少なくありません。

秋になって過ごしやすくなったはずなのに、なぜか身体がスッキリしない。

その原因は、単純な「睡眠時間の不足」だけではないかもしれません。

「何時間寝たか」だけでは、睡眠は語れません

睡眠というと、

「7時間寝た」
「8時間寝た」

というように、まず時間を気にしますよね。

もちろん睡眠時間は大切です。

でも、厚生労働省の睡眠情報では、睡眠時間だけでなく、

「睡眠で休養がとれている感覚」

も重要な指標として扱われています。

つまり、

「何時間寝たか」

だけではなく、

「朝起きたとき、ちゃんと休めたと感じるか」

ということも大切なのです。

長く寝たのに疲れが残る。

朝からぼんやりする。

日中も眠気がある。

そんな場合は、睡眠の「量」だけではなく「質」や、眠りを妨げている原因について考えてみる必要があります。

40代女性は、睡眠が変化しやすい時期

40代になると、女性の身体には少しずつ変化が現れてきます。

更年期は、一般に閉経前後の約10年間を指し、日本人の平均閉経年齢は50歳頃とされています。

この時期には女性ホルモンの変化に伴って、

・寝つきが悪い
・眠りが浅い
・夜中に目が覚める
・朝早く目が覚める
・日中に疲れやすい

など、さまざまな睡眠の悩みが現れることがあります。

厚生労働省も、更年期には睡眠の悩みが増えやすく、ホットフラッシュなどの症状によって睡眠が分断されやすくなることがあるとしています。

「最近、眠りが浅くなった気がする」

という変化があったら、年齢のせいだから仕方がない、と我慢する必要はありません。

秋になると、なぜ疲れが残りやすいの?

秋は、夏に比べて朝晩の気温が下がり、日照時間も少しずつ短くなっていきます。

生活リズムも変わりやすい時期です。

夏の間に夜更かしが続いていたり、冷房の効いた環境で長時間過ごしていたり、運動不足になっていたりすると、その影響が秋になってから出てくることもあります。

さらに、

「仕事が忙しい」

「家族のことが気になる」

「スマホを見ながら寝る」

「寝る直前まで仕事をしている」

など、日常の小さな習慣も睡眠に影響します。

だから、

「秋だから眠れない」

というより、

季節の変化に、身体や生活リズムがついていく途中で、睡眠のバランスが崩れることがある

と考えたほうが自然でしょう。

「疲れているから、もっと寝よう」だけでは解決しないことも

疲れていると、

「今日は早く寝よう」

と思いますよね。

それはもちろん大切です。

でも、寝床に入る時間だけを早くしても、身体がまだ活動モードのままだと、なかなか眠れないことがあります。

そこで意識したいのが、

朝と夜の過ごし方です。

朝はカーテンを開けて、できれば外の光を浴びる。

朝食をとる。

日中は少し身体を動かす。

夜は照明やスマートフォンの光を控えめにする。

寝る前には、仕事や家事から少し離れて、身体を休ませる時間をつくる。

厚生労働省の睡眠ガイドでも、朝の光は体内時計の調整に役立つこと、朝食や日中の活動など生活リズムを整えることが睡眠に関係するとされています。

「睡眠だけを改善しよう」とするのではなく、

一日のリズム全体を整える。

これが大切です。

東洋医学では「眠り」だけを見ません

東洋医学では、身体の不調を一つだけ切り離して考えるのではなく、全体のバランスを見ることを大切にします。

たとえば、

「眠れない」

というお悩みがあったとしても、

肩や首がずっと緊張しているのか。

身体が冷えているのか。

食欲や胃腸の調子はどうなのか。

仕事や人間関係で気が張っていないか。

朝起きたときの身体はどう感じるのか。

そうしたことを一つひとつ確認していきます。

眠りの問題だからといって、「睡眠」だけを見るわけではありません。

身体全体の状態を見ながら、

「なぜ今、この人は休まりにくいのだろう?」

と考えていく。

それが東洋医学の面白さでもあります。

40代の秋こそ「頑張って休む」

40代になると、仕事でも家庭でも、

「自分が頑張らなければ」

と思う場面が増えてきます。

だからこそ、身体が疲れていても、その疲れを後回しにしてしまいがちです。

でも、

「寝れば大丈夫」

と身体に任せるだけではなく、

朝の光を浴びる。

少し歩く。

食事を整える。

夜はスマホから離れる。

湯船につかって身体を温める。

寝る前にゆっくり呼吸する。

そんな小さな習慣を積み重ねていくことが、良い眠りにつながります。

そして、

「ちゃんと休むことも、身体を整えること」

と考えてみてください。

シャローム鍼灸院では「眠り」だけを見ません

シャローム鍼灸院では、

「眠りが浅い」

「朝から疲れている」

「身体の緊張が抜けない」

「季節の変わり目になると調子が悪い」

といったお悩みに対しても、睡眠だけを見るのではなく、肩・首・背中、冷え、胃腸の状態、生活リズムなど、お身体全体の状態を丁寧にお聞きしています。

特に40代以降は、女性ホルモンの変化によって、睡眠だけでなく疲れやすさ、肩こり、ほてり、冷えなど、いくつかの症状が重なって現れることがあります。

「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い」

そんなときこそ、一度立ち止まって身体の声を聞いてみる。

それも身体を大切にする方法の一つです。

ただし、眠りの不調をすべて「自律神経」や「更年期」と決めつけないことも大切です

いびきがひどい、睡眠中に呼吸が止まっていると言われる、日中の強い眠気が続く、長期間眠れない、気分の落ち込みが続くなどの場合は、睡眠障害やほかの病気が関係している可能性もあります。

「年齢のせいかな」と我慢せず、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。


夜はちゃんと眠っている。

それなのに、朝から疲れている。

そんなときは、

「もっと寝なきゃ」

と考える前に、

「私は、本当に休めているのかな?」

と、自分の身体に問いかけてみてください。

40代からの身体は、若い頃とは少しずつ変わっていきます。

だからこそ、以前と同じように頑張るのではなく、

今の自分に合った休み方を見つけること。

秋は、そんなことを考えるのにちょうどいい季節なのかもしれません。

シャローム鍼灸院では、東洋医学の考え方を取り入れながら、一人ひとりのお身体の状態に合わせた施術を行っています。

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