台風シーズンの体調不良と東洋医学的セルフケア

9月は台風の季節。15号が列島横断中ですが、みなさん被害ありませんか?
台風では、雨風の被害だけでなく、気圧の急激な変化によって体調を崩す方が少なくありません。「頭痛がひどい」「体がだるい」「古傷が痛む」など、台風前後になると調子が落ちるという声をよく耳にします。


なぜ台風で体調が乱れるのか?

台風が近づくと気圧が低下します。これにより体内の血管が拡張し、脳の血流が変化したり、自律神経のバランスが乱れたりします。
東洋医学では、このような不調を 「湿」と「気の乱れ」 と考えます。
体内に余分な水分が停滞すると、頭重感やめまい、むくみが出やすくなり、気の巡りが滞ることでだるさや痛みが増すのです。


台風時に起こりやすい症状

  • 頭痛・偏頭痛
  • めまい・耳のつまり感
  • 関節痛や古傷の痛み
  • 倦怠感・眠気
  • 気分の落ち込み・イライラ

鍼灸的セルフケアのポイント

1. ツボ押し

  • 内関(ないかん):手首の内側。めまいや吐き気、不安感を和らげる。
  • 足三里(あしさんり):膝下外側。体のだるさ、胃腸の不調に。
  • 三陰交(さんいんこう):足首内側。むくみや水分代謝に効果的。

軽く5秒押して離すを3〜5回繰り返すのがおすすめです。

2. 温めケア

冷たい雨や湿気で体が冷えやすいため、足首やお腹をカイロやお灸で温めて巡りを助けましょう。

3. 食養生

  • 余分な水分を排出する:小豆・とうもろこし・冬瓜
  • 胃腸を守る:しょうが・長ネギ
  • 気を補う:米・さつまいも・きのこ

温かいスープやお粥で取り入れると消化にも優しく効果的です。


まとめ

台風による不調は「気圧の変化だから仕方ない」と思われがちですが、東洋医学の知恵を活かすことでかなり軽減できます。
セルフケアを取り入れつつ、症状が強い場合には鍼灸施術で体の巡りを整えることもおすすめです。

季節の変化とうまく付き合いながら、台風シーズンも快適に過ごしましょう。

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