🍂秋のむくみ・デトックス ~夏の疲れをリセットしましょう~

秋に増える「むくみ」の原因とは?

秋は涼しくなって過ごしやすい季節ですが、実は むくみや体の重だるさ を感じる方が増える時期でもあります。
理由は大きく3つあります。

  1. 夏に冷たい飲み物を多くとった影響 → 体内に余分な水分が残りやすい
  2. 気温差による自律神経の乱れ → 血流・リンパの流れが滞る
  3. 運動不足 → 筋肉のポンプ作用が弱まり、下半身に水分がたまりやすい

こうした状態を東洋医学では「水滞(すいたい)」と呼びます。


当院でできること

鍼やお灸は、体の巡りを整え、滞っている水分代謝を促すサポートをします。
また、リンパの流れを促すクリームを使った手技で、循環を良くします。

  • むくみに効く代表的なツボ
    • 足三里(あしさんり):胃腸を整えて水分代謝アップ
    • 三陰交(さんいんこう):女性の冷えやむくみにも有効
    • 陰陵泉(いんりょうせん):水分調整の要となるツボ

施術後は「足が軽くなった」「靴が緩く感じる」と驚かれる方も少なくありません。


ご自宅でできる簡単デトックスケア

施術と合わせて、ご自宅でも次のような習慣を取り入れると効果的です。

  • 白湯を飲む:冷たい水を避け、温かい飲み物で代謝をサポート
  • 足首回し・軽いストレッチ:下半身の巡りを助ける
  • 旬の食材を活用
    • 里芋、レンコン:余分な水分を排出
    • サツマイモ、きのこ類:腸を整えてデトックス

まとめ

秋は「夏の疲れが表面化する季節」。
むくみをそのままにしておくと、冷えや肩こり、疲労感へとつながっていきます。

鍼灸で体を整えつつ、ご自宅でのデトックス習慣を加えることで、 秋をすっきり快適に過ごせる体 をつくっていきましょう。

気になるむくみや体のだるさがありましたら、お気軽にご相談ください🍀


こちらもご覧ください
むくみ、リンパケア

小児鍼(しょうにはり)とは?

「鍼」と聞くと、大人の治療に使う細い鍼を思い浮かべる方が多いと思います。
でも、小児鍼は 刺さない鍼。皮膚の表面を「なでる」「さする」「トントンと軽く触れる」ことで、体のバランスを整えていくやさしい施術です。

鍼を刺さないので、痛みはほとんどなく、赤ちゃんや小さなお子さんも安心して受けられます。


どんなときに小児鍼が使われるの?

小児鍼は、次のような症状やお悩みによく用いられます。

  • 夜泣きや寝つきが悪い
  • かんしゃくや落ち着きのなさ
  • 食欲不振やお腹の不調(便秘・下痢など)
  • 鼻づまりや風邪をひきやすい
  • アトピーや皮膚のかゆみ
  • 虫歯はないのに歯ぎしりをする

お子さんは大人よりも 自律神経のバランスが乱れやすく、それが体調や情緒に影響します。小児鍼は、やさしく神経の働きを整えていくケアとして役立ちます。


小児鍼のメリット

  • 痛みがほとんどない
  • 副作用が少なく安心
  • 薬に頼らない体調管理ができる
  • 短時間でできるので子どももストレスが少ない
  • 継続することで体質改善につながる

保護者の方へ

「病院に行くほどではないけれど、気になる」
そんな小さな不調が続くと、親御さんも不安になりますよね。

小児鍼は、お子さん自身が持っている 自然に回復する力(自然治癒力) を引き出すサポートになります。

もし気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

こちらもご覧ください。
小児はり

気圧の変化による頭痛・めまい・だるさ対策

台風や秋雨前線の影響で、気圧がコロコロと変わるこの季節。

「雨が降る前に頭が痛くなる」

「台風の前はめまいが出やすい」

「低気圧が近づくと体がだるくなる」

――こんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

実はこれ、「気象病」「天気痛」と呼ばれるもので、気圧の変化によって自律神経が乱れることが原因と考えられています。

なぜ気圧で体調が悪くなるの?

人間の体は、外の気圧の変化を内耳(耳の奥)で感じ取っています。

気圧が下がると交感神経(緊張モード)が刺激され、血管の収縮やホルモンバランスに影響を与えます。

その結果、以下のような不調が起こりやすくなります。

  • 頭痛・片頭痛
  • めまい・ふらつき
  • 肩や首のこり
  • 全身のだるさ・倦怠感
  • 気分の落ち込み

ご自宅でできる対策

① 耳まわりを温める

ホットタオルを耳全体に当てたり、耳をやさしく引っ張ったり回したりすることで、内耳の血流が改善されます。

② 深呼吸・軽いストレッチ

天気が悪い日こそ軽い運動を。肩を回したり、背伸びをするだけでも自律神経が整いやすくなります。

③ 規則正しい生活リズム

寝不足や食生活の乱れは自律神経をさらに乱します。天気のせいにする前に、基本の生活リズムを意識してみましょう。

鍼灸でできること

鍼灸治療は、自律神経のバランスを整えることが得意です。

  • 頭痛やめまいをやわらげるツボ
  • 胃腸の働きを助けるツボ
  • 首・肩のこりをゆるめる施術

を組み合わせることで、天気による不調を和らげ、体質改善にもつながります。

実際に当院でも「雨の日の頭痛が減った」「台風の時のだるさが楽になった」といったお声をいただいています。

まとめ

季節の変わり目、気圧の乱高下は避けられません。

でも、体の準備とケア次第で不調は軽くできます。

「天気に振り回されない体づくり」、ぜひ一緒に始めてみませんか?

お気軽にご相談くださいね😊

こちらのページもご覧ください。
自律神経失調症

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気圧変化で頭痛・めまいが悪化?その対策と鍼灸アプローチ

こんな症状ありませんか?

  • 台風や雨の前になると頭が重い、ズキズキする
  • 気圧の変化でめまい・耳の詰まり感を感じる
  • 肩や首がこって、吐き気まで出ることがある
  • 「天気予報よりも自分の頭痛の方が当たる」と思う

このような症状は 「気象病」 と呼ばれ、気圧や湿度、気温の変化によって自律神経が乱れることで起こります。特に9月は台風や気圧の谷が多く、体調を崩す方が増える時期です。


気圧と自律神経の関係

人間の体は、耳の奥にある「内耳」が気圧の変化を感じ取り、自律神経を通して体に反応を伝えています。

  • 交感神経が過剰に働く → 頭痛・肩こり・不眠
  • 副交感神経が優位になりすぎる → めまい・倦怠感

つまり、気圧変化に敏感な方は、自律神経の調整がうまくいかず症状が強く出やすいのです。


ご自宅でできるセルフケア

  1. 耳マッサージ
    耳を上下・横にやさしく引っ張り、くるくる回すことで内耳の血流が改善します。
  2. 首元を温める
    ホットタオルや蒸しタオルで首筋を温めると、血流が改善し頭痛や肩こりが和らぎます。
  3. 深呼吸・ゆったり入浴
    副交感神経を優位にしてリラックスし、自律神経のバランスを整えます。

鍼灸でのアプローチ

鍼灸では、気圧変化による不調に対して以下のように施術します。

  • 耳周り・頭部のツボで内耳や自律神経の働きを整える
  • 首肩の緊張をゆるめることで血流を改善し、頭痛を予防
  • 胃腸や全身のバランスを整えるツボで、疲れやだるさも改善

「薬を飲むしかない」と思っていた方でも、鍼灸で症状が軽減し、台風の季節をラクに過ごせるようになるケースは少なくありません。


最後に

気圧や天気はコントロールできませんが、自律神経を整えて「揺れにくい体」を作ることは可能です
「台風の時期は毎回つらい…」という方は、一度鍼灸のケアを取り入れてみてくださいね。

以下のメニューページもご参照ください。
頭痛・耳鳴り・めまい
自律神経失調症

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涼しくなってくる季節、ぎっくりが増えています

朝晩の空気がひんやりして、秋の訪れを感じるようになりましたね。
実はこの「季節の変わり目」は、梅雨時に次いでぎっくりが増える時期でもあります。ぎっくり腰だけでなく、ぎっくり背中やぎっくり首(寝違え)、ぎっくり脚(腓返り)で駆け込んでくる患者さんもとても増えています。

なぜ涼しくなるとぎっくり腰が増えるの?

  • 今年の異常な暑さで、身体の「水」が不足している
  • 急な気温の変化で筋肉が冷えて硬くなる
  • 夏の疲れが残ったまま、体の回復が追いついていない
  • 寒暖差で自律神経が乱れ、体がこわばりやすい
  • 衣替えや家の片づけなど、中腰作業が増える

こうした条件が重なって、ふとした動作で「ピキッ!」と痛みが走ることがあります。

予防のためにできること

  1. 腰やお腹を冷やさない
    薄手の腹巻きやカイロで温めるのもおすすめです。
  2. 朝のストレッチ
    起きてすぐは筋肉が硬いので、軽い伸びや体操を。
  3. 正しい姿勢を意識する
    特に物を持ち上げるときは、腰ではなく膝を曲げて。
  4. 疲れをためすぎない
    睡眠・食事でしっかりエネルギーを補いましょう。

もしぎっくりになってしまったら…

無理に動かしたり我慢したりせず、まずは安静を。
そして冷えや血行不良が関わっている場合も多いので、鍼灸や温灸で血流を整えると、回復が早まります。

当院でも、ぎっくりの急性ケアから、再発を防ぐ体づくりまでサポートしています。
「ちょっと違和感がある…」という段階でのご相談も大歓迎です。


📌 まとめ
涼しくなるとぎっくりが増えるのは自然なことですが、日々のちょっとした工夫で予防は可能です。
「冷え対策」と「体をゆるめる習慣」を意識して、この季節を元気に過ごしましょう。

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台風シーズンの体調不良と東洋医学的セルフケア

9月は台風の季節。15号が列島横断中ですが、みなさん被害ありませんか?
台風では、雨風の被害だけでなく、気圧の急激な変化によって体調を崩す方が少なくありません。「頭痛がひどい」「体がだるい」「古傷が痛む」など、台風前後になると調子が落ちるという声をよく耳にします。


なぜ台風で体調が乱れるのか?

台風が近づくと気圧が低下します。これにより体内の血管が拡張し、脳の血流が変化したり、自律神経のバランスが乱れたりします。
東洋医学では、このような不調を 「湿」と「気の乱れ」 と考えます。
体内に余分な水分が停滞すると、頭重感やめまい、むくみが出やすくなり、気の巡りが滞ることでだるさや痛みが増すのです。


台風時に起こりやすい症状

  • 頭痛・偏頭痛
  • めまい・耳のつまり感
  • 関節痛や古傷の痛み
  • 倦怠感・眠気
  • 気分の落ち込み・イライラ

鍼灸的セルフケアのポイント

1. ツボ押し

  • 内関(ないかん):手首の内側。めまいや吐き気、不安感を和らげる。
  • 足三里(あしさんり):膝下外側。体のだるさ、胃腸の不調に。
  • 三陰交(さんいんこう):足首内側。むくみや水分代謝に効果的。

軽く5秒押して離すを3〜5回繰り返すのがおすすめです。

2. 温めケア

冷たい雨や湿気で体が冷えやすいため、足首やお腹をカイロやお灸で温めて巡りを助けましょう。

3. 食養生

  • 余分な水分を排出する:小豆・とうもろこし・冬瓜
  • 胃腸を守る:しょうが・長ネギ
  • 気を補う:米・さつまいも・きのこ

温かいスープやお粥で取り入れると消化にも優しく効果的です。


まとめ

台風による不調は「気圧の変化だから仕方ない」と思われがちですが、東洋医学の知恵を活かすことでかなり軽減できます。
セルフケアを取り入れつつ、症状が強い場合には鍼灸施術で体の巡りを整えることもおすすめです。

季節の変化とうまく付き合いながら、台風シーズンも快適に過ごしましょう。

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秋に大切な呼吸器ケア ─ 東洋医学の視点から

毎朝家庭菜園に水やりをするんですが、今朝はちょっと涼しくなったかなぁと感じました。まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ秋の気配が近づいていますね。
東洋医学では秋は「肺(はい)」の季節とされ、乾燥や気温差に弱い肺を整えることが、この時期の健康維持につながると考えます。


なぜ秋は「肺」の季節?

五行説では、秋は「金」に対応し、臓腑では「肺」と関係します。
肺は呼吸を司るだけでなく、全身の「気(エネルギー)」を巡らせ、免疫機能や皮膚の潤いとも深くつながっています。

秋は空気が乾燥しやすいため、

  • 咳や痰が出やすい
  • 喉の痛みや声のかすれ
  • 肌の乾燥やカサつき
  • 鼻のつまり、アレルギー症状
    といったトラブルが増えてきます。

呼吸器を守るセルフケア

1. 食養生

乾燥から肺を守るには「潤いを補う食材」を取り入れるのがポイントです。

  • 梨、柿、りんご:肺を潤し咳を鎮める
  • 白きくらげ、大根:喉の渇きや痰を改善
  • ごま、れんこん:体を潤しつつ栄養補給

逆に、辛すぎる香辛料や揚げ物の摂りすぎは肺を傷めるため控えめに。


2. ツボ押し

  • 尺沢(しゃくたく):肘の内側、親指側にあるツボ。咳や喘息に。
  • 太淵(たいえん):手首のしわの上、親指側。呼吸を深め、肺の働きを整える。
  • 合谷(ごうこく):手の甲、人差し指と親指の間。免疫力を高め、風邪予防に。

1回につき3〜5秒じんわり押すのがおすすめです。


3. 呼吸法

「4秒で吸う → 7秒止める → 8秒で吐く」
ゆっくり長く吐く呼吸は副交感神経を整え、肺の機能をサポートします。


4. 簡単なお灸

  • 大椎(だいつい):首の後ろの骨の出っ張りの下。免疫力を高めるツボ。
    棒灸やせんねん灸で温めると、体の芯から呼吸が楽になります。

まとめ

秋は「肺」をケアすることで、風邪や感染症に強い体をつくる季節。
食事・ツボ押し・呼吸法を生活に取り入れて、乾燥や気温差に負けない身体を整えていきましょう。

シャローム鍼灸院でも、肺を整える鍼灸施術やセルフケアアドバイスを行っています。お気軽にご相談ください🌿

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