夏の便秘

暑い日が続いていますね。お通じ、きてますか?

暑さの中、便秘の方が多くなっているようです。
東洋医学では、便秘の原因は4種類あるとされていますが、大別すると2種類。つまり陰性の便秘と、陽性の便秘となります。

陰性の便秘は、内臓が冷え、緩み、便を押し出す力がないために便が出ないもの。
陽性の便秘は、熱により便の水分が抜け、詰まってしまって出ないもの。

暑さにやられ、また動物性の食事に偏ると陽性の便秘になりやすく、また暑いからとクーラーで身体を冷やし、冷たい飲み物や果物を摂りすぎると陰性の便秘になりやすくなります。

シャローム鍼灸院では、こうした便秘に対しても、鍼灸治療を行なっています。
全身のバランスを整え、津液(水)の流れを良くし、腸の動きを活性化させます。多くの方は治療中にグルグルとお腹が鳴り、そのままトイレに駆け込む方もいらっしゃいます。

三連休からお盆休み、この機会に身体の調子を整えていきましょう!

夏季休業

シャローム鍼灸院は8/3-6の期間、夏季休業をいただいております。

院長もゆっくり休養し、また皆さまの治療がんばります♪

飼い主さんができる!ペットのためのアニマルマッサージ入門

梅雨が明け、暑さが本格化するこれからの季節。人間同様、ワンちゃん・ネコちゃんもエアコン冷えやストレス、運動不足で体調を崩しやすくなります。特にワンニャンは、地面との距離が近く、地面の熱の影響を受けやすいです。
そんなとき、自宅で手軽にできる「アニマルマッサージ」は、東洋医学の考え方を取り入れてペットの健康をサポートするセルフケアです。日本では動物への鍼灸には獣医師免許が必要で、鍼灸師が行うことはできませんが、飼い主さん自身による優しいマッサージなら、安心して取り入れられます。今日は、そのメリットと具体的な手順をまとめました。


1)アニマルマッサージのメリット

  1. 血行促進・筋肉の緊張緩和
    やさしく撫でたり、軽い押圧をすることで全身の血流がアップし、夏場の冷えやだるさを和らげます。
  2. 自律神経のバランス調整
    ゆったりとしたリズムでマッサージすることで、緊張(交感神経優位)からリラックス(副交感神経優位)への切り替えを促します。
  3. 飼い主さんとのスキンシップ強化
    手のぬくもりと触れ合いは、ペットに安心感を与え、信頼関係をより深めます。
  4. 関節・筋肉トラブルの予防
    運動量が減りがちな猛暑の時期に、関節周囲の柔軟性を保つのに役立ちます。

2)準備と注意点

  • 環境づくり
    静かで涼しい室内。床に滑り止めマットを敷き、ペットがリラックスできる場所を選びましょう。
  • 道具
    手のひらだけでOK。上級編として、手に入るようなら棒灸も使ってみましょう。
  • ペットの様子を見る
    痛がったり嫌がったりする部位は避け、必ずペットの表情や声を確認しながら行いましょう。

3)基本ステップ

ステップ1:呼吸を合わせる

まずはペットの横に静かに座り、深呼吸を繰り返しながら心を落ち着けます。ペットがリラックスしている呼吸リズムに合わせ、自分の呼吸もゆったりと。

ステップ2:全身の軽擦(撫でる)

手のひら全体で、背中から首、腰、お尻、太ももへと軽く撫で下ろします。皮膚に垂直ではなく、毛並みに沿って行うと心地よく感じてもらえます。

ステップ3:ポイント押圧(ツボ刺激)

東洋医学的におすすめの簡単ツボを2つご紹介します。

  • 頸椎下(けいついか):首の付け根、背骨と肩甲骨の間。緊張をほぐし自律神経を整えます。
  • 足裏ケア:肉球まわりや指間をやさしく揉むと、全身の気血の巡りが促進されます。
  • 尻尾付け根:背中と尻尾の境目。百会(ひゃくえ)のつぼ。自律神経、メンタルに効果的。

指の腹を軽く当て、1~2秒かけて押し、1秒かけて離す「1・1呼吸」で3~5回ほど刺激します。
棒灸や、手軽にホッカイロなどで温めてあげてもとても喜びます。

ステップ4:関節まわりの運動サポート

関節を無理なく曲げ伸ばし、可動域をチェック。過度な痛みがなければ、優しく曲げ伸ばしてあげましょう。

ステップ5:仕上げの撫で

最後は再度全身を撫でながら、優しく声かけ。終わったらラブラブご褒美タイムを!


4)夏ならではのプラスαケア

  • 保冷パックの活用:熱中症予防には、首筋や腋の下に保冷パックを数分当ててからマッサージすると喜びます。

まとめ

飼い主さん自身の手でできるアニマルマッサージは、ペットの夏バテや冷え対策にぴったり。器具不要、短時間で取り入れられるセルフケアなので、毎日のルーティンにぜひ加えてみてください。触れ合いの中で深まる信頼と、涼しい夏を乗り切る元気な体を、アニマルマッサージで育んでいきましょう!