土用参り

7月19日から8月6日は土用ですね。

土用期間は、土いじりや大きな決断は避け、土用参りなどするといいそうです。

今日は土用参りに、鎌倉の八幡さんに行ってきました。
小町通りまではよく遊びに行きますが、八幡さんは随分と久しぶり。美しいですねぇ。

季節の変わり目、気分も切り替えていきましょう!

看板がつきました!

住宅街の中ということもあり、治療院はひっそりと営業しようと、大きな看板は掲げず表札だけでやってきました。しかし、初めていらっしゃる患者さんが治療院の前まで来て場所がわからないとお電話してくださるということが続き、看板設置しました。

より多くの患者さんが来てくれますよーに!

#シャローム鍼灸院 #横浜 #美容 #鍼灸

暑さで乱れた睡眠をリセットする就寝前ルーティン

今日は二十四節気の「大暑」。蒸し暑い夜、なかなか寝つけずにいませんか?寝苦しさからくる浅い睡眠は、翌日の疲労や集中力の低下を招き、つい冷房をガンガン効かせてしまいがち。しかし、東洋医学の視点では「冷やしすぎ」もまた陰陽のバランスを崩し、深い睡眠を遠ざける要因になります。ここでは、夏の陽が強まった体を静かに戻し、質の良い眠りへと導く就寝前ルーティンをご紹介します。


1|寝る1時間前は「光と音」をオフにする

電子機器から発せられるブルーライトや、テレビ・スマホの音は、陽のエネルギーを刺激して脳を覚醒状態にします。就寝1時間前には照明を少し落とし、スマホやパソコンは目に入らない場所へ置きましょう。代わりに間接照明やキャンドルライトで目にやさしい光を取り入れ、静かな環境を整えることで、自然と心が落ち着いてきます。


2|深呼吸で熱を吐き出す

暑さでこもった体内の熱は、のぼせや寝苦しさの大きな原因です。就寝直前に取り入れたいのが「深呼吸リセット」です。

  1. 楽な姿勢:ベッドの縁に腰かけ、背筋を伸ばすか、仰向けで両手を腹部に置いてもOK。
  2. ゆっくり吸う:鼻から4秒かけて深く吸い込み、お腹をふくらませます。
  3. ゆっくり吐く:口をすぼめ、6秒かけて長く吐き出し、お腹をへこませるイメージ。
  4. 5セット繰り返す:呼吸に意識を集中させることで、自律神経のバランスが整い、心身が次第に落ち着いてきます。

3|ハーブティーで心を鎮める

就寝前の飲み物は、ノンカフェインのハーブティーを選びましょう。おすすめなのは…

  • パッションフラワー:心を落ち着け、睡眠の質を高める。
  • ラベンダー:ストレス緩和・リラックス効果。
  • ジャスミン:軽い甘みと香りで精神を穏やかに。

温かいお湯で淹れ、ゆっくり香りを楽しみながら一杯。体の内側から優しく陰を整え、深い眠りへと誘います。


4|布団に入る前の「足湯」で最後のひと工夫

就寝10分前に行う足湯は、足先の血管を拡張し、全身の熱を足元へ逃がしてくれる効果があります。

  1. ぬるめの湯(38〜40℃)を張る
  2. くるぶしがしっかり浸かる深さに調整
  3. 5〜10分程度リラックス:足湯中は深呼吸や軽いストレッチで体をほぐすと効果アップ。

足湯後はタオルで水分を軽く拭き取り、そのまま布団に入れば、体がぽかぽかと眠りに適したリズムへシフトします。


まとめ

暑い夏の夜こそ、ただ冷やすのではなく、「陰」と「陽」のバランスを整えることが快眠への近道です。今日から始められる4つのステップ――

  1. 照明・音をオフにする
  2. 深呼吸で熱を吐き出す
  3. ノンカフェインのハーブティー
  4. 就寝前の足湯

を組み合わせて、寝苦しさをリセットし、爽やかな朝を迎えましょう。夏の夜にこそ味わいたい、東洋医学のやさしい眠り習慣をぜひお試しください。


#夏の睡眠リセット #冷え対策 #セルフケア #東洋医学 #陰陽バランス #深呼吸リセット #ハーブティータイム #足湯習慣 #シャローム鍼灸

夏の冷え対策:足首・手首を温める「セルフお灸」入門

ジリジリとした日差しが照りつけ、エアコンの効いた室内でも冷たい飲み物が手放せない季節。猛暑をしのぐための「冷却」は大切ですが、実はその一方で――とくに手首や足首などの末端が冷えすぎてしまう「夏の冷え」も見逃せないポイントです。知らず知らずのうちに「陰」が過剰になり、だるさやむくみ、不眠などの不調を招くこともあります。そこで、本日は自宅で手軽に取り入れられる“プチお灸”をご紹介。東洋医学の知恵を活かしながら、冷えをしっかり撃退しましょう!


なぜ、夏こそ「冷えケア」が必要なのか?

  • 冷房環境の浸透
    オフィスやカフェ、電車内など、意識せずに何時間もエアコンにさらされると、体の熱が奪われやすくなります。
  • 冷たい飲食の摂りすぎ
    暑さに耐えかねてキンキンのアイスやジュースをがぶ飲みすると、内臓から冷えてしまい、エネルギー生産(消化吸収)が落ちます。
  • 末端の血流低下
    冷えが手首・足首に留まると、全身の循環にも悪影響。むくみやだるさ、立ちくらみの原因になります。

夏の「冷え」は、冬以上に気づきにくく、知らず知らず放置すると体調不良のきっかけに。だからこそ、常温以上の「ほんのり温めケア」がとても有効なのです。


セルフお灸入門――手首・足首をじんわり温めよう

お灸は昔から「温めて不調をとる」伝統療法として親しまれてきました。現代では火傷リスクの少ない市販のお灸(例:せんねん灸)を使えば、自宅でも安全に取り入れられます。以下では、手軽にできるプチお灸の手順とポイントをご紹介します。

1. 用意するもの

  • 手頃なサイズの市販お灸(せんねん灸など)
  • ライター、マッチ

2. 温めたいツボ

  1. 内関(ないかん)-手首中央のシワから指3本分上、手のすじの上
    → 自律神経を整え、全身のリズムを安定させる
  2. 三陰交(さんいんこう)-足の内くるぶしの頂点から指4本分上
    → 冷えやむくみ、女性特有の不調にも効果的

3. お灸の据え方

  1. 設置場所を整える
    フローリングや畳の場合は耐熱シートを敷き、万が一の火の粉にも安心な状態を作ります。
  2. お灸を据える
    ツボに直接お灸を置き、上部のもぐさに火をつけます。じんわりと熱さを感じ、慣れれば心地よい温かさに変わります。
  3. 約5~8分待機
    火が自然に消えるのを待ちましょう。その間は深呼吸をし、上半身の力を抜いてリラックス。
  4. ツボ周辺を軽くもみほぐす
    お灸後は温まったツボ周辺を軽く指先でマッサージし、血流を全身に巡らせます。

もっと効果を高めるコツ

  • 入浴や足湯と組み合わせる
    お灸前にお風呂や足湯で手足を温めておくと、より深い温熱効果が得られます。
  • 寝る前の習慣にする
    就寝1時間前にツボケアを行うと、体温が下がるリズムをサポートし、深い眠りへとつながります。
  • 週に2~3回を目安に
    毎日行ってもOKですが、週2〜3回を継続すると、全身の冷えがぐっと改善します。

まとめ:夏こそ、“温め”の習慣を

「冷え=冬」のイメージを払拭し、暑い季節だからこそ取り入れたいプチお灸。たった数分で手首・足首をじんわりと温めることで、巡りが改善し、夏バテやむくみ、寝つきの悪さともおさらばできます。

今年の夏は、エアコンや冷たい飲み物に頼るだけでなく、東洋医学の「温めるケア」を日々のルーティンにぜひ取り入れてみてください。足首・手首が温まった瞬間、全身が軽くなる快感を、あなた自身の体で実感できるはずです。


シャローム鍼灸院
LINE@:@982udjli
ご予約・お問い合わせはメニューページからどうぞ!
https://shalom-shinkyu.com/menu/

『やさしい易経 ― 陰陽にふれて、自分をととのえる本』がついに刊行となりました!

「易経」というと、長い漢文や複雑な図表を想像されるかもしれません。しかし本書は、「難しい」を払拭し、「日常の中で自分のバランスを整える“使える知恵”」として、やさしくまとめた入門書です。ぜひ読んでいただきたい一冊です。

――こんな方におすすめです――

  • ストレスや疲れを常に感じていて、自分のケア方法がわからない
  • マクロビオティックや鍼灸、東洋医学の理論には興味があるけど、何から始めればよいか迷っている
  • 「陰」「陽」という言葉は聞いたことがあるけれど、具体的にどう活かすのか知りたい
  • 「自分の心身と静かに向き合う時間」を持ちたい

本書ではまず、陰陽の基本を「夜と朝」「静と動」といった身近な例で丁寧に解説。次に、体調のサイン(冷え・ほてり・むくみ・イライラetc.)から「今、自分がどちらに偏っているか」を観察する方法を紹介します。そして、「コインを使った簡単な易占」「呼吸法」「季節の食養生」「ツボ押しセルフケア」など、すぐに実践できるワークを章ごとにたっぷり収録。各章末には、自分の気づきをまとめるワークシートも付いています。

例えば、真夏のこわばった肩こりには「陽が強まりすぎ」サイン。東洋医学的には“陽の熱”を散らす工夫が必要です。

本書を読み終えたら、いつもの暮らしがちょっと“色づいて”見えるはずです。忙しい日常の中に、ほんの数分の「問いかけ」と「お手当て」を取り入れるだけで、体も心も自然と軽やかになります。

変化の激しい現代だからこそ、「外側の流行」ではなく「自分のバランス」を軸に据えることが大切です。『やさしい易経』は、そのための最初の一歩をやさしくガイドします。ぜひ手に取って、陰陽の調和を感じる旅をはじめてみませんか?

本書があなたの“日常メンテナンス”の相棒となり、毎日をもっと健やかに、もっと心地よく彩ることを願っています。

追伸:kindleは絶賛発売中。ペーパーバックは本日中に発売開始予定です!


【書誌情報】
『やさしい易経 ― 陰陽にふれて、自分をととのえる本』
著者:あべひろし with Sciens Ignorantiae
価格:Kindle 800円+税, ペーパーバック 1,000円+税
発売:2025年7月

#易経入門 #陰陽バランス #セルフケア #内観 #問いかけの時間 #心の調和 #静かな時間 #日常の知恵 #易占 #コイン占い #生成AI

夏の水分摂取

今年は先月から梅雨らしさがほとんどなく、猛烈な暑さが続いていますね。バテていませんか?
あまりの暑さに、6月の熱中症搬送者数は過去最多だったとか。

熱中症予防に大切なのが、適度な水分補給です。
身体の熱を逃すために重要なのは、
・汗の蒸発=気化熱による放熱
・皮膚近くの血管からの放射熱による放熱
のふたつ。そのどちらにも水分はとても重要です。

東洋医学的に言うと、「気・血・水」の「水」に冷却作用があります。

しかし一方で、水分の摂りすぎも問題になっています。
水の過剰摂取は、血液、体液を薄め、めまいや吐き気など「水中毒」を起こす可能性があります。軽度の場合は熱中症と症状が似ているため、注意が必要です。熱中症と思って水分を摂取し続けると、重症化すると嘔吐や意識障害、呼吸困難を引き起こすこともあります。

水分だけに頼らず、野菜や果物などの陰性食材をうまく使って陰陽の調和をはかり、体温調整をすることが大切です。

#熱中症予防 #水分補給 #水中毒注意 #東洋医学 #陰陽バランス #気血水 #夏の養生 #冷却作用 #夏野菜レシピ #体温調整 #未病対策

逆転しない正義、永遠に変わらない定理

先日、健康雑誌ター⚪︎ンを読んでいたら、「ベジファーストは間違いだった。これからはオイルファースト!」といった記事が乗っていました。コロコロ忙しく変わりますねぇ。
思えば
・りんごダイエット
・ゆで卵ダイエット
・黒酢ダイエット
・ビ⚪︎ーズブートキャンプ
・ヨガダイエット
・寒天ダイエット
 etc…
いろいろありましたが、今ではどれももう聞きませんね。

大切な自分の健康を、こんなにコロコロ変わるものに委ねていいのでしょうか?

朝ドラで「逆転しない正義」が話題になっていますが、大切な健康、命、生き方を委ねるのなら、変わらない「原理」を選択したいものです。
では、原理とはどんなものでしょうか?兎龍都先生は、「真実であり、宇宙の秩序であり、原理であるためには次のことが条件だ」と言っています。すなわち、
・世界中の人が納得できるもの
・万国共通であること
・永遠に変わらないもの
であること。

永遠に変わらない法則が、今から5千年まえに伏犠が説いた「陰陽」です。陰陽を文章にまとめたものを「易経」と言いますが、その後数千年にわたって多くの学者や賢人たちが学び、研究してきましたが、難しくて奥が深く、簡単には理解できませんでした。本当にこの疫学を理解して真実を見抜いた人は、「老子」と「呉承恩」の二人であると言われています。
その易を、誰にでもわかるようにやさしく、簡単に、現代風に解説したのが、桜沢如一先生の「宇宙の七つの法則」と「十二の定理」、つまり「マクロビオティック」です。

ぜひ、桜沢先生、兎龍先生の本を読んでみてください!
当院でも、オンライン、オフラインで陰陽講座を開催しています。お気軽にお問い合わせください。
シャローム鍼灸院FAQ:https://x.gd/te9Jf1

#逆転しない正義 #不変の原理 #陰陽理論 #マクロビオティック #無双原理12定理 #鍼灸で陰陽調和 #健康はブレない #宇宙の秩序

夏の疲れ、食べて整える。東洋医学から学ぶ「デトックス食材8選」とセルフケア

梅雨明けが近づき、いよいよ本格的な夏のはじまり。気温も湿度も高くなるこの季節は、実は私たちの身体にとって思っている以上にストレスがかかっています。特に、冷たいものの摂りすぎやクーラーによる冷え、汗で失われる水分やミネラルの影響で、なんとなく「だるい」「重い」「疲れやすい」と感じる方が増える時期でもあります。

そんな夏の不調には、「食べることで体を整える」東洋医学の知恵=食養生がとても役立ちます。今回は、夏の身体にうれしいデトックス食材8つと、それに合わせた簡単なツボケアをご紹介します。

1つめは〈冬瓜〉。体の余分な熱と水分を排出してくれる代表的な夏野菜です。むくみやだるさが気になる方は、薄味のスープや蒸し煮で取り入れてみてください。

2つめは〈緑豆〉。中医学では熱を冷まし、体を潤す作用があるとされ、特に暑さによる頭痛や吹き出物が気になる方におすすめです。

3つめは〈黒豆〉。利尿作用と抗酸化作用があり、腎の働きを助けてくれるので、疲れやすい方にぴったり。煮出して黒豆茶にしても飲みやすいです。

4つめの〈トマト〉も、体の熱を冷ましながら潤す働きがあります。ビタミンCやリコピンも豊富で、美容と健康にうれしい夏の味方です。

5つめの〈ゴーヤ〉は、苦味成分により食欲を促し、胃腸の働きをサポート。暑さで食欲が落ちている方におすすめです。

6つめの〈米麹甘酒〉。こちらは“飲む点滴”とも言われるほど、栄養価が高く腸を整えてくれます。冷やしても温めてもOK。朝の一杯でエネルギー補給と腸活を。

7つめの〈きゅうり〉は、利尿作用と体の熱取りに優れており、クールダウンしたいときにぴったり。塩もみなどにすると体を冷やしすぎず取り入れられます。

最後に8つめは〈ミント〉。ハーブティーにして飲めば、気分もすっきりリフレッシュ。食欲がない時や、気分が落ち込みがちな時にも助けになります。

食養ーマクロビオティックの「身土不二」の考えでは、もともとその地域に自生する、その地域で採られたものを食すのが良いとされるので、伝統的な食養レシピにはトマトやゴーヤはほとんど使われません。が、日本もこれだけ暑くなっている昨今では、取り入れても良いでしょう。

こうした食材の力をさらに引き出すには、ツボ刺激などのセルフケアもおすすめです。むくみに悩む方は「三陰交(さんいんこう)」へのお灸を、冷えや疲労感には「湧泉(ゆうせん)」のツボ押しを。気分のもやもやには「合谷(ごうこく)」という手のツボも効果的です。

シャローム鍼灸院では、こうした日々の食や暮らしの習慣と合わせて、身体の内側から整えるサポートをしています。「最近ちょっと疲れがとれないな」「夏になると体調を崩しやすい」という方、まずは身近な食材から始めてみませんか?東洋の知恵が、きっと力になってくれます。